避雷針の設置基準

避雷針.comでは、建築基準法に基づく避雷針設備の設置基準、接地抵抗、保護角の解説をしております。避雷設備の設置の規定は、従来の円錐状の保護角を用いる測定方法から回転球体法による保護角の算出に移行されております。

新JIS規格による保護角の基準

 新JIS規格は、2003年に新しく制定された、従来のJIS規格に新たな規定が盛り込まれた規格じゃ。

 この新JIS規格では、従来のJIS規格による基準設定に加えて、避雷針の保護角に対し「建築物の高さ」に加えて、避雷針の「保護効率」と呼ばれる算出基準が追加して考慮された基準となっておる。

 この保護効率というものは、おおまかに略して解説すると、
●保護をする対象となる建築構造物の高さ
が高くなるほど保護角は狭くなっていくという事じゃ。

保護効率の限界数値について

 新JIS規格による保護効率は
●建築物の高さ
によって算出が異なってくる点がポイントじゃ。

 尚、保護効率には限界数値が規定されており、最終的に建築物の高さが
●60Mを超える高層建築物
になると、保護効率による保護角そのものの基準の適用自体が
●無効
となる点も把握しておきたいポイントじゃ。