避雷針の設置基準

避雷針.comでは、建築基準法に基づく避雷針設備の設置基準、接地抵抗、保護角の解説をしております。避雷設備の設置の規定は、従来の円錐状の保護角を用いる測定方法から回転球体法による保護角の算出に移行されております。

避雷針の設置基準の解説

避雷針の設置基準の解説【画像】

 避雷針は落雷などの雷による被害から、人、及び、住宅、電気施設、ガスタンクなどのライフラインに関わる建築設備を守る為に設置されるものじゃよ。

 1990年に制定された、従来の「IEC規格」による保護角は、現実的に保護範囲が適切な数値とみなすには危険があるとみなされておった。

 しかし2003年に新しく設けられた「JIS規格」では、より安全性の高い基準が設けられておる。

 その為、現在の規定は避雷針の保護角、対象建築物の高さ、及び保護効率が全て考慮された設置基準が設けられておるのじゃよ。

◆当サイト内の全記事概要

◆避雷針の発明者について
避雷針は、アメリカ合衆国の政治家、外交官であり物理学者の、ベンジャミン・フランクリンが発明した避雷設備…

◆避雷針設備の設置の目的
避雷針の目的は、落雷による「被害の縮小」が主な目的じゃ。その為、…

◆避雷針の設置場所について
避雷針の設置場所は、基本的にビルなどの高層建築物に部類する建物では建築物の屋上に必要な…

◆避雷針の接続線・接地銅版のポイント
避雷針に接続する銅線は、強力な磁力・電力を保有する雷の大電流に耐えられる強度及び…

◆保護角とは?
避雷針の保護角とは、避雷針設備を設置の際に、●避雷針の設置場所●避雷針設備…

◆JIS規格について
JIS規格は、消防法、建築基準法に基づき一定の範囲内の安全面を考慮した規格…

◆新JIS法による避雷針の設置基準
従来のJIS規格による規定では、実際の保護角としては範囲が狭い事が徐々に立証され…

◆落雷による電子機器の故障
避雷針は、落雷対策としては非常に有効な手段ではあるが、もちろん万能ではない…

◆避雷針の耐用年数について
避雷針の耐用年数は●技術の進歩●原材料の進展に伴い、かなり長期的に使用することが可能…

◆避雷針のメンテナンスのチェックポイントについて
避雷針は耐用年数が比較的長い部類の設備ではあるが、当然定期的なメンテナンス…

◆建築基準法のポイント
避雷針の設置基準、設置義務については、前項で解説した●JIS規格●新JIS規格による規定…

◆建築基準法の避雷針設置基準規定
建築の法規を定める建築基準法では、建物だけでなく建築物の付帯設備についても一定の基準…

◆建築基準法の単体規定
建築基準法によるこれら避雷針設備の設置基準規定などは建築基準法の単体規定…

◆新JIS規格による保護角の基準
新JIS規格では、従来のJIS規格による基準設定に加えて、避雷針の保護角に対し…

◆保護効率の限界数値について
保護効率には限界数値が規定されており、最終的に建築物の高さが60Mを超える高層建築物…

◆60M基準の意味について
何故60Mであるのか? について、余談として解説を加えておくとしよう…

◆保護効率・保護レベルについて
新JIS規格による避雷針の保護角の基準は、前項で解説してきたとおり保護効率が加味された角度…

◆メッシュ法・回転球体法について
避雷針の設置基準に関しては、ここまでに解説してきた保護角法による算出方法の他にメッシュ法…

◆避雷針の設置に関する新JIS規格一覧表
新JISに基づく避雷針の保護角の算出に関しては新JIS法による避雷針の設置基準の項でも解説…

◆接地抵抗とは?
避雷針設備を設置する際に重要となる抵抗に接地抵抗と呼ばれるものがある…

◆銅板の接地抵抗基準値
避雷針設備の設置に関する、地中に埋設する銅板の接地抵抗基準値は基本的に10Ω以下という数値…

◆避雷針設備の設置工事
避雷針設備の設置工事は、基本的に電気工事士資格保持者が行う事になっておる…

◆接地抵抗の銅版の効果
接地抵抗の銅版の効果は、接地抵抗銅板を埋設することによって、空中と地面の電位差が解消される点…